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知的財産コラム

商標更新の方法や費用、期間について解説します

投稿日:2026年06月02日 更新日:2026年06月02日
キーワード:  

「商標の更新はいつまでにすれば良いのだろうか」
「商標の更新の期間や費用はどのようになっているのだろうか」
と気になりませんか。
商標を登録したら、それを保護するためには定期的な更新手続きが必要です。期間満了する前に行うことで、権利をキープし、その価値を守ることができます。更新手続きには様々な手続きや費用が関わりますが、正確な情報を把握し、適切に行うことが重要です。この記事では、商標の更新手続きについて、期限、費用、手続き方法などの詳細を解説します。手続きが気になる方はぜひ、最後まで読んでください。

商標更新の基本


弁護士
野俣 智裕
ここでは、商標登録の基本として、商標の更新の必要性や、更新方法、商標更新の流れについて解説します。

商標更新の必要性とは

商標の更新は、登録商標の権利を維持するために必要な手続きです。商標の更新手続きを行うことで、権利を保護できます。商標の更新は、商標が市場での識別力や価値を保持し続け、競争力を維持するために重要です。また、それを行うことで、他の企業や団体が同じ商標を使用することを防ぎ、ブランドの信頼性や独自性を確保することができます。さらに、商標の更新手続きを怠ると、権利が失効してしまい、他者に商標を取得される可能性があります。その結果、ブランドの識別力が低下し、市場での競争力が損なわれる可能性があります。つまり、商標の更新は、ブランドの価値を守り、競争力をキープするために不可欠なことなのです。

商標の期間と更新方法

商標の期間は、通常、商標を登録した日から10年です。しかし、その権利をキープするためには、期間が満了する前に更新手続きが必要です。商標権の存続期間の満了の前6か月から満了日までに、特許庁に商標権存続期間更新登録申請書を提出する必要があります。後に詳細を解説しますが、更新手続きの遅れはペナルティがあります。また、5年と10年で提出書類も異なります。

商標更新の流れ

商標の更新手続きは、存続期間を延長し、権利を維持するために必要です。以下は商標更新の一般的な流れです。

  • 更新期間の把握:商標権の存続期間満了の前6か月から満了日までが更新手続きの期間です。有効期間を把握し、更新が必要な時期を見極めます。
  • 必要な書類の準備:必要書類を準備します。
  • 更新料の確認:更新手続きには一定の費用がかかります。商標登録料の支払い方法や金額を確認し、準備します。商標の区分数や更新期間によって費用が異なることに留意します。
  • 申請書の提出:申請書を特許庁に提出します。正確な情報を記入し、特許印紙で料金を支払います。
  • はがきの受領:更新手続きが承認されると、特許庁から、はがきが届きます。

商標の更新手続きは、期限内にすることが重要です。

商標更新にかかる費用


弁護士
野俣 智裕
ここでは、商標更新にかかる費用について解説します。

更新料金

商標の更新料金(更新印紙代)は、以下の表の通りです。

区分数 年料金(2倍) 年料金(2倍)
1区分 22,800円 43,600円
2区分 45,600円 87,200円
3区分 68,400円 130,800円

5年または10年のどちらかを選んで納付することができます。
長期間使用する予定のない商標の場合は5年を選択するなど、目的から選びましょう。

納付期限を過ぎてしまった場合

商標の更新料金は、納付期限を過ぎてしまった場合は、6ヶ月以内であれば倍額納付することで更新できます。
金額は、以下の通りです。

区分数 年料金(2倍) 年料金(2倍)
1区分 45,600円 87,200円
2区分 91,200円 174,400円
3区分 136,800円 261,600円

締め切りを守れば払わなくても良いペナルティを支払うことになるため、出費を避けるためにも確実に期限を守りましょう。会社であれば特に、同じ効果のものに2倍の出費をするということであり、ご自身の評価を下げてしまいかねません。

商標更新の可能な期間


弁護士
野俣 智裕
ここでは、商標更新がいつから可能なのか、その期間を解説します。

10年毎に更新している場合

商標の更新は、存続期間満了日の6ヶ月前から可能です。

5年毎に更新している場合

前半5年の更新期限前(分納満了日前)はいつでも更新が可能です。後半5年の更新期限前(存続期間満了日前)は、存続期間満了日の6ヶ月前から更新が可能です。

納期を過ぎてしまった場合

納期を半年以上過ぎると、商標登録が取り消されます。

商標更新手続きの書類の詳細


弁護士
野俣 智裕
ここでは、更新手続きの年数ごとの提出書類の違いについて解説します。

商標権存続期間更新登録申請書の提出(10年毎の場合)

10年ごとに商標を更新する商標権存続期間更新登録申請書を提出します。

商標登録料納付書の提出(5年毎の場合)

5年ごとに商標を更新する場合は、前半5年間の期間満了時に商標登録料納付書を提出します。後半5年間の期間の満了時には、登録料納付書ではな商標権存続期間更新登録申請書が必要となる点に注意しましょう。

商標登録を管理する様々な方法


弁護士
野俣 智裕
手続きの期限を過ぎると権利消滅や、支払う金額が倍になるなどペナルティがあります。その対策として、ここでは、管理をする様々な方法について解説します。

Googleのカレンダーを活用する

Googleカレンダーは、商標の重要な日付や更新期限を効果的に管理するための便利なツールです。以下は、Googleカレンダーを活用する方法の具体例です。

  • 商標登録日の記録をする
    Googleカレンダーに商標の登録日を記録します。日付を入力し、イベントとして保存します。
  • 更新期限の設定をする
    商標の更新期限をGoogleカレンダーに登録し、リマインダーを設定します。更新の期限が近づくと、カレンダーが自動的に通知してくれます。
  • 定期的なチェック
    商標の状況を定期的に確認するためのチェックリストを作成し、Googleカレンダーに組み込みます。例えば、毎月1日に更新状況を確認するイベントを作成します。

管理のためには定期的に期限をチェックするようにした方が良いでしょう。

エクセルで管理する

エクセルは、商標の登録情報や更新の状況を詳細に管理するのに適したツールです。以下は、エクセルを使用して商標を管理する方法の具体例です。

  • 商標登録情報の記録
    エクセルのスプレッドシートに商標の登録情報を記入します。登録番号、商標名、登録日、更新期限などの情報を一覧表にまとめます。
  • 更新期限の追跡
    更新期限を追跡するためのカラムを作成し、その日付を記入します。期限が近づくと色分けや条件付き書式を使用して視覚的に警告を表示します。
  • 支払い状況の記録
    支払い状況を追跡するためのカラムを追加し、更新料金の支払い状況を記録します。支払いが完了した日付や金額を記入します。

エクセルで表を作り管理しましょう。

法律事務所へ管理を依頼する

商標登録や更新の管理を法律事務所に依頼することで、専門家が適切な手続きを代行してくれます。以下は、法律事務所に管理を依頼する方法の具体例です。

  • 専門家のアドバイスを受ける
    法律事務所の専門家が商標登録や更新に関するアドバイスを提供し、最適な戦略を立ててくれます。商標権の維持や保護に関する専門知識を活用しましょう。
  • 更新手続きの代行
    法律事務所が商標の更新手続きを代行してくれます。更新期限や必要な書類の提出を適切に管理し、商標権の維持をサポートしてくれます。
  • リスクの最小化
    法律事務所に管理を依頼することで、商標に関する法的リスクを最小限に抑えることができます。適切な手続きや法的トラブルへの対処を任せましょう。

まとめ

今回は、商標更新の方法や費用等について解説しました。商標の更新は、登録商標を維持するために必要な手続きであり、更新手続きを怠ると権利が消滅する可能性があります。期限について正確な情報を把握し、適切に管理することが重要です。商標の更新手続きに関する詳細をまとめましたが、もしご不明点や疑問点があれば、当事務所まで気軽にご相談ください。

野俣智裕
記事の監修者
代表弁護士野俣智裕
弁護士法人 ダーウィン法律事務所 代表弁護士
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